EDとはどんな病気でしょうか?

ED自体は命に関わる事が少ないため、病気としてあまり考えられてきませんでした。
それどころか、人に話したり相談したりする事は恥ずかしいと思われていた為、治療を受ける方が少なかったのです。
バイアグラやシアリスが登場して以来、こういった話もしやすい状態になってきています。
そこで、EDとはどういった病気なのかを解説していきます。

 

●十分な性行為が出来る勃起が得られない状態。
Erectile Dysfunctionの頭文字を取った略称がEDで、日本語では勃起不全という意味合いです。
勃起不全と聞くと、全く勃たない状態を連想される方も多いかもしれませんが、そうではありません。
十分な性行為が出来る勃起が得られない状態をEDと言うのです。
一昔前、日本性機能学会では、「勃起が不十分なため、性行4回に3回以上、満足な性交が行えない場合をEDとする」と定義してきました。
しかし、現在では世界的にも「性交時に十分な勃起が得られないため、あるいは十分な勃起を維持できないために、満足な性交が行えない状態をEDとする」と定義されています。
回数や頻度に関係なく、満足な性交が行えなければEDに当てはまるのです。
EDの度合に関しても、たまに出来ない状態を軽症、時々出来ない状態を中等症、ほぼ常に出来ない状態を重症と分類しています。

 

●勃起はしても不十分ならEDになります。
自分ではEDと思っていなくても、EDと診断されるケースが多々あります。
「いざセックスをしようとすると勃たなくなるが、性器は刺激すれば勃起する。」
「マスターベーションを行えば勃起も射精も可能だ。」
「中折れしてしまうが、勃起もして挿入も出来る。」
このような症状の場合、勃起することが出来る=EDではないと思っている方が大勢います。
上記のケースは全てEDに当てはまります。
例え勃起することが出来たとしても、挿入できるほどの硬さを得られなかったり、持続することが出来なかったりすれば、それは立派なEDになります。
EDを診断する大切な部分は、「満足な性交」が行えるかどうかが肝となります。
早漏や遅漏といった射精障害や、性欲が低下しているなどは、性機能障害に分類されますが、EDには入りません。
また、朝起ちがしないとEDの前兆とか心配される方がいますが、一概にそうとも言えません。
朝立ちは、深い眠りと浅い眠りの状態に深く関係しており、基本的に浅い眠りの状態の時に勃起が起こるのです。
深い状態の時に目が覚めても勃起はしていない為、目が覚める状態によっては、朝起ちしないと思われている方もいらっしゃるかもしれません。
ただし、何らかの原因で器質性EDとなった方は、朝勃ちはおこりません。
一概に、朝起ちしない=EDといった診断は出来ないのです。